車に詳しくなくても、「最近なんか変だな」と感じる瞬間はあります。
その違和感、AT(オートマチックトランスミッション)の故障前兆かもしれません。
ATは、アクセル操作に合わせて自動でギアを切り替えてくれる重要な装置です。
ここが壊れると、走行不能になる可能性が一気に高まるため、前兆を見逃すのはかなり危険です。
しかも厄介なのが、
**「完全に壊れる直前まで普通に走れてしまう」**こと。
だからこそ、前兆を知っておくことが重要です。
AT故障の代表的な前兆7つ
① 発進時にワンテンポ遅れる
アクセルを踏んでから、一瞬「間」がある。
これはAT内部の油圧異常やクラッチ摩耗のサインです。
② ギアチェンジ時にショックが大きい
変速のたびに
「ガクン」「ドン」と衝撃が来る場合、AT内部の制御不良が疑われます。
③ 変速しない・勝手に変速する
・スピードが上がってもギアが変わらない
・急に回転数だけ上がる
これは故障のかなり進んだ段階です。
④ 異音(ウィーン・ゴロゴロ音)
走行中や変速時に、今まで聞いたことのない音が出る場合は要注意。
金属摩耗が始まっている可能性があります。
⑤ AT警告灯が点灯する
メーター内の警告灯は、
**「まだ走れるけど、もう限界に近い」**という合図です。
⑥ ATフルード漏れ・異臭
駐車場に赤黒いシミがある
焦げたようなニオイがする
これが出たら、放置はほぼNGです。
⑦ 燃費が急に悪くなった
ATの効率が落ちると、
同じ走りでも無駄にエンジンを回すため燃費が悪化します。
AT故障を放置するとどうなる?
結論から言うと、修理費が跳ね上がります。
- 軽度修理:10〜30万円
- AT載せ替え:50〜100万円超
年式が古い車の場合、
**「修理費 > 車の価値」**になることも珍しくありません。
この状態になると、多くの人がこう言います。
「もっと早く気づいていれば…」
ここで重要な現実的な選択肢
ATの前兆が出たとき、選択肢は大きく3つあります。
- 修理して乗り続ける
- ディーラーで下取り
- 売却して乗り換える
問題は②。
ディーラー下取りは、故障リスクを理由にかなり安く見積もられがちです。
一方で③。
実はATに不安がある車でも、買取業者によっては十分な値段が付くケースがあります。
理由はシンプルで、
- 修理前提で仕入れる業者
- 部品取りとして価値を見る業者
- 海外輸出向け業者
など、見る視点が違うからです。
「まだ動く今」が一番価値が高い
ATが完全に壊れてからでは、
- レッカー費用
- 査定額ほぼゼロ
になることもあります。
逆に言えば、
前兆が出た“今”こそが、売却判断の分かれ目です。
ここで多くの人がやっているのが、
一括査定で複数業者に同時に見せること。
これにより
- 「修理前提でも欲しい」
- 「この状態ならこの価格で買える」
という業者同士の競争が生まれ、
想像以上の価格差が出ることもあります。
AT故障の前兆を感じた人が、次に見るべきもの
もし今、
- 変速に違和感がある
- 修理するか迷っている
- いくらで売れるか知りたい
そう感じているなら、
次にやることは一つです。
👉 車一括査定サイトおすすめランキングをチェックすること
「売る」と決めていなくても構いません。
相場を知るだけで、修理するか・乗り換えるかの判断が一気にラクになります。
ATが完全に壊れる前に。
損しない選択肢を、今のうちに確認しておくことをおすすめします。
