二台持ちの車って、正直「無駄」なの?

二台持ちの車って、正直「無駄」なの?

「二台持ちの車って、やっぱり無駄なのかな……」

ふと家計を見直したとき、
駐車場代や保険料、税金の明細を見て、
こんな疑問が頭をよぎった人は少なくないはずです。

実際、ネットやSNSでは
「二台持ちは贅沢」「無駄遣いの代表格」
なんて声もよく見かけます。

でも、結論から言うと
二台持ち=必ず無駄、という話ではありません。

ただし――
“今の生活に合っていない二台持ち”は、かなり高確率で無駄になります。

ここからは、その理由を順番に整理していきます。


なぜ「二台持ち=無駄」と言われやすいのか

まず、二台持ちが無駄だと言われる最大の理由は
**「使っていない時間が長すぎる」**からです。

例えばこんなケース、心当たりありませんか?

  • 平日はほぼ通勤用の軽自動車しか使わない
  • もう一台は週末に少し乗るだけ
  • 月に数回しか動かしていない車がある
  • 気づけば「乗らないけど手放すのも面倒」状態

車は、置いてあるだけでもお金がかかる乗り物です。


二台持ちでかかる「見えにくい固定費」

意外と見落とされがちですが、
二台持ちになると、こんな固定費が毎年のしかかります。

  • 自動車税(年1回)
  • 任意保険(ほぼ確実に2台分)
  • 駐車場代(都市部だと特に重い)
  • 車検費用
  • バッテリー・タイヤなどの劣化

仮に、
「ほとんど乗っていない2台目」に
年間20〜30万円かかっていたらどうでしょう。

そのお金、
本当に今の生活で“価値を生んでいる支出”でしょうか。


二台持ちが「無駄じゃない」人もいる

誤解してほしくないのは、
二台持ちが向いている人も確実に存在する、という点です。

例えば、

  • 夫婦で通勤時間・方向が完全に違う
  • 子どもの送迎と仕事で同時に車が必要
  • 仕事用とプライベート用で用途が明確
  • 片方は事業・副業で使っている

こういった場合、
**二台持ちは「コスト」ではなく「効率化の手段」**になります。

問題なのは、
「昔は必要だったけど、今は生活が変わったのに持ち続けている」ケースです。


生活が変わったのに、車だけ変えていない

実はここが一番多い落とし穴です。

  • 転職して通勤スタイルが変わった
  • 子どもが成長して送迎が減った
  • 在宅勤務が増えた
  • 引っ越して車を使う頻度が下がった

こうした変化があるのに、
車の持ち方だけが昔のままになっている。

この状態こそ、
「二台持ちが無駄になりやすい典型例」です。


「売る・売らない」を決める前にやるべきこと

ここで大事なのは、
いきなり「手放す」と決めることではありません。

まずやるべきなのは、
“今、その車はいくらの価値があるのか”を知ることです。

なぜなら、

  • 思っているより高く売れることも多い
  • 「この金額なら手放してもいい」と判断しやすくなる
  • 逆に安ければ「もう少し乗ろう」と割り切れる

つまり、
感情ではなく、数字で判断できるようになります。


下取りだけ見て判断するのは、かなり危険

ここで注意したいのが、
ディーラーの下取り価格だけを見て
「たいして値段つかないし…」と判断してしまうこと。

下取りは、
・価格が低くなりやすい
・比較されない
・交渉余地が少ない

という特徴があります。

一方で、
複数の買取業者が競う形だと、
同じ車でも驚くほど差が出ることがあります。


二台持ちが「無駄かどうか」は、査定で一気に整理できる

ここまで読んで、

  • もしかして2台目、今は要らないかも
  • でも、いくらになるかわからない
  • 損するのは嫌だ

そう感じたなら、
やることは一つです。

一度、車の価値をフラットに確認する。

それだけで、

  • 二台持ちを続けるか
  • 一台に集約するか
  • 買い替えるか

すべての選択肢が、
現実的な数字ベースで考えられるようになります。


まとめ:二台持ちは「無駄」かどうか、数字で決めよう

二台持ちが無駄かどうかは、
他人の意見では決まりません。

  • 今の生活に合っているか
  • 使っているか
  • その車がいくらの価値を持っているか

この3つで決まります。

そして最後の「価値」を知る一番早い方法が、
複数社での車査定です。

「売る前提」でなくて構いません。
まずは知るだけでOKです。