「車って便利そうだけど、
実際の維持費がよく分からなくて不安」
これは、車を持つかどうか迷っている人の多くが感じる本音です。
ネットで調べても「年間〇〇万円」「人による」といった曖昧な表現ばかりで、
結局、月いくらなのかが見えてこない。
そこで今回は、
高校3年生でもイメージできるように、
車の維持費を“月額ベース”で分解していきます。
結論から言うと、
普通車で月3〜5万円前後が、かなり現実的なラインです。
「思ったより高い」と感じた人も
「意外といけるかも」と思った人も
まずは中身を見てください。
車の維持費は「5つ」に分けると一気に分かりやすい
車の維持費は、主にこの5つで構成されています。
- ガソリン代
- 駐車場代
- 保険料
- 税金
- メンテナンス費用
それぞれを月換算で見ていきましょう。
① ガソリン代|月5,000〜15,000円
走る距離や燃費によって差が出ますが、
通勤・買い物で使う一般的な人なら、
- 月500km前後
- 燃費15km/L
- ガソリン代170円/L
この条件で計算すると、
月6,000円前後が目安になります。
通勤距離が長い人や、SUV・ミニバンなら
1万円超えも珍しくありません。
② 駐車場代|月0〜20,000円(地域差が最大)
ここが人によって最も差が出るポイントです。
- 持ち家+敷地内 → 0円
- 地方都市 → 5,000〜10,000円
- 都市部 → 15,000〜30,000円
平均すると、
月1万円前後を見ておくと安心です。
③ 保険料|月5,000〜10,000円
保険は2種類あります。
- 自賠責保険(強制)
- 任意保険(ほぼ必須)
自賠責は年払いなので月換算すると1,000円程度。
実質の差が出るのは任意保険です。
年齢・車種・等級にもよりますが、
月5,000〜8,000円が現実的なライン。
「若い・初めて・スポーツカー」
この3つが揃うと高くなります。
④ 税金|月3,000〜4,000円
税金も年払いなので、月に直すと見えやすくなります。
- 自動車税
- 重量税
普通車であれば、
月3,000円前後と考えてOKです。
⑤ メンテナンス費|月3,000〜6,000円
オイル交換、タイヤ、車検、消耗品。
毎月払っていなくても、
確実にかかるお金です。
車検代を含めて均すと、
月5,000円前後が妥当です。
【合計】車の維持費は月いくら?
ここまでをまとめると、
- ガソリン代:6,000円
- 駐車場代:10,000円
- 保険料:6,000円
- 税金:3,000円
- メンテナンス:5,000円
合計:約30,000円/月
条件次第では
4〜5万円になる人も普通にいます。
つまり、
「車は月3万円からがスタートライン」
これが現実です。
多くの人が見落としている「もう一つの維持費」
ここまで聞いて、
「思ったより高いな…」と感じた人もいるはず。
でも、実は多くの人が
もう一つの維持費を見落としています。
それが――
車の価値が下がるスピードです。
例えば、
- 300万円で買った車
- 5年後に150万円で売却
これは
5年間で150万円の損をしている、ということ。
月に直すと、
25,000円が“見えない維持費”として消えています。
「買い方」と「売り方」で、維持費は大きく変わる
同じ車に乗っていても、
- なんとなくディーラーで下取り
- 相場を知らずに売却
これをやっている人ほど、
維持費が高くなります。
逆に、
- 車の相場を把握する
- 複数業者を競わせて売る
これだけで、
数十万円単位で差が出ることも珍しくありません。
つまり、
維持費を抑える一番の近道は、
「日々の節約」よりも
**「売るときに損しないこと」**です。
車の維持費が気になった人が、次にやるべきこと
ここまで読んで、
- 車って、意外とお金かかる
- でも、抑えられる部分もありそう
そう感じたなら、
次にやるべきことはシンプルです。
「今の車はいくらで売れるのか?」を知ること。
それを知るだけで、
- 乗り続けるべきか
- 買い替えるべきか
- 維持費をどう考えるか
すべての判断が、
数字ベースでできるようになります。
そのために役立つのが、
複数業者が競ってくれる
車一括査定サイトです。
下取りで後悔したくない人ほど、
一度は目を通しておく価値があります。
