「そろそろ車を乗り換えたいな」と思ったとき、多くの人が最初に悩むのが
**「何から始めればいいの?」**という点です。
ディーラーに行く?
今の車を先に売る?
それとも新しい車を決めてから?
実は、この順番を間違えるだけで、数十万円損をする人が本当に多いのが車の乗り換えです。
ここでは、高校3年生でも理解できるように、車の乗り換えの正しい流れを、理由つきで解説します。
結論:車の乗り換えは「売る → 買う」が正解
まず結論から言います。
**車の乗り換えで一番失敗しにくい流れは、
「今の車を売る → 新しい車を買う」**です。
逆に多い失敗が、
- 新車を先に決める
- ディーラーで下取り額を提示される
- 「そんなものか」と思って契約する
このパターン。
なぜ危険なのかは、順番に見ていきましょう。
車の乗り換えの正しい流れ【7ステップ】
① 今の車を「いくらで売れるか」を知る
最初にやるべきことは、
今乗っている車の価値を知ることです。
ここで大事なのは、「予想」ではなく実際の相場。
- 年式が古いから安いだろう
- 走行距離が多いから値段つかないかも
こう思っていても、実際は値段がつくケースは珍しくありません。
まずは
「この車、今売ったらいくら?」
を把握することが、すべてのスタートです。
② 下取りではなく「買取価格」を基準にする
ディーラーの下取りは、正直に言うと安くなりやすいです。
理由はシンプルで、
- ディーラーは車を売るのが本業
- 中古車を高く売るプロではない
一方、買取専門店は
「どうやってこの車を高く売るか」を日々考えています。
同じ車でも、下取りと買取で10万〜30万円以上差が出ることは普通です。
③ 複数社の査定額を比較する
ここが一番重要です。
車の買取価格は、
1社だけでは絶対に適正価格が分かりません。
- A社:30万円
- B社:45万円
- C社:52万円
こんなことは本当によくあります。
比較せずに売るのは、
「値段を見ずに買い物する」のと同じです。
④ 売却時期を決める(先に売ってもOK)
「車を売ったら、次の車が来るまで困らない?」
という不安もよく聞きます。
でも実際は、
- 納車まで今の車に乗れるよう調整
- 一時的にレンタカーやカーシェアを使う
- 家族の車を一時的に借りる
など、対処法はいくらでもあります。
数週間の不便より、数十万円の損失のほうが圧倒的に痛い
というのが現実です。
⑤ 新しい車の予算がハッキリする
今の車をいくらで売れるか分かると、
- 頭金にいくら使えるか
- ローンはいくらまでにするか
が一気に明確になります。
ここで初めて、
無理のない車選びができるようになります。
⑥ 新しい車を決める(新車・中古車どちらでも)
予算が決まったら、ようやく車選びです。
この時点では、
- ディーラーの値引き交渉
- 中古車の条件比較
も冷静にできます。
「もう下取り額が決まっている」
という状態は、交渉面でもかなり有利です。
⑦ 納車 → 乗り換え完了
新しい車が納車されたら、乗り換え完了。
この流れで進めれば、
- 安く買わされる
- 安く売ってしまう
という失敗をほぼ防げます。
車の乗り換えで99%の人が勘違いしていること
多くの人は、
車の乗り換え=ディーラーに行くこと
だと思っています。
でも実際は、
「今の車をどう売るか」で、乗り換えの成否はほぼ決まる
と言っても過言ではありません。
高く売れれば、
次の車のグレードも上げられる。
ローンも減らせる。
精神的にもかなり楽になります。
だからこそ、最初にやるべきことは1つだけ
ここまで読んでいただいた方なら、もう分かると思います。
車の乗り換えの流れで、
**一番最初にやるべきことは「車を売る準備」**です。
そして、その準備で重要なのが
複数の買取価格を一度に比較できること。
これを知らずに進めると、
知らないうちに大きな損をしてしまいます。
