ボロ車の処分方法、実は「選び方」を間違えると損します

ボロ車の処分方法、実は「選び方」を間違えると損します

「もう何年も乗っていない」
「走るけど傷だらけ、ガタガタ」
「正直、お金にならないと思っている」

こうした状態の車を、まとめて**“ボロ車”**と呼ぶことにしましょう。
そして多くの人が、この時点でこう考えます。

「どうせ値段つかないし、早く処分したい」

実はここに、一番大きな落とし穴があります。

ボロ車は「価値がゼロ」ではありません。
処分方法を間違えると、本来もらえるはずのお金を自分から捨ててしまうことになるのです。


まず知っておきたい。ボロ車の代表的な処分方法

ボロ車の処分方法は、大きく分けて5つあります。

① 廃車にする(自分で手続き)

最も単純な方法です。
陸運局で廃車手続きをし、車を解体業者に持ち込みます。

ただし、

  • 書類が多くて面倒
  • レッカー代がかかることもある
  • お金は基本もらえない

「とにかく急いで処分したい人」向けですが、得はしません


② ディーラーに引き取ってもらう

新車購入時によくあるケースです。

メリットは楽なこと。
デメリットは、ほぼ確実に安い or 無料引き取りになること。

ディーラーは「売るプロ」であって、「高く買うプロ」ではありません。


③ 解体業者・廃車専門業者に出す

「ボロ車OK」「不動車歓迎」と書かれている業者です。

ここで初めて、

  • 鉄や部品の価値
  • 海外輸出向けの価値

が評価されることがあります。

ただし、業者ごとに金額の差が大きいのが難点です。


④ 知人に譲る

意外と現実的ですが、

  • トラブルになりやすい
  • 名義変更の責任が残る

というリスクがあります。
お金の話が絡むほど、慎重になるべき方法です。


⑤ 車買取(ここが一番誤解されている)

「え?この状態で?」と思うかもしれません。

でも実際には、

  • 10年以上前
  • 10万km超え
  • 傷・へこみあり

こうした車でも、値段がつくケースは珍しくありません

理由は単純で、
車の価値は“国内基準”だけで決まらないからです。


なぜボロ車でも売れるのか?

多くの人は、「日本で売れない=価値ゼロ」だと思っています。
しかし現実は違います。

  • 海外では日本車が高評価
  • 部品単位での需要がある
  • 修理前提で買う市場が存在する

つまり、

あなたのボロ車を「欲しがる人」は、日本以外も含めて世界中にいる

ということです。

問題はただ一つ。
その価値を見てくれる相手に、ちゃんと届いているかどうか


ここで差がつく「処分」と「売却」の分かれ道

多くの人がやってしまう流れはこうです。

  1. ボロ車だと思う
  2. 値段つかないと決めつける
  3. 1社だけに聞く
  4. 「無料引き取りですね」と言われる
  5. そのまま処分

でも冷静に考えてください。

スマホや家電ですら、
「1店舗だけで決める人」はほとんどいませんよね?

車はそれよりも桁違いに高い資産です。


ボロ車こそ「比較」が効く理由

ボロ車の場合、

  • 業者A:0円
  • 業者B:2万円
  • 業者C:7万円

こうした差が普通に起こります。

なぜなら、

  • 得意な販路
  • 海外輸出の有無
  • 部品在庫の状況

が業者ごとに全く違うからです。

比較せずに決める=一番安い選択肢を引く可能性が高い
これが現実です。


じゃあ、どうするのが一番納得できるのか?

結論はシンプルです。

「処分する前に、まとめて一度だけ価値を確認する」

これだけで、

  • 手続きの手間はほぼ変わらず
  • もらえるお金が変わる可能性がある

なら、やらない理由はありません。

特に最近は、
複数の買取業者が同時に金額を出す仕組みが整っています。

「ボロ車だから…」と遠慮する必要はありません。
むしろ、ボロ車こそ向いている方法です。


最後に:処分は「終わらせる行為」じゃない

車の処分は、
「面倒だから終わらせたい作業」ではありません。

  • お金が戻るかもしれない
  • 次の車や生活の足しになる
  • 納得して手放せる

そう考えると、**ただの処分ではなく“選択”**です。

その選択を後悔しないために、
一度だけでいいので、比較できる環境を使う

その具体的な方法や、
「どんな一括査定サイトを選べばいいのか」は、
下記の記事で分かりやすくまとめています。