事故を起こしてしまったあと、多くの人が最初に悩むのが
「この車、修理すべきか?それとも別の選択をすべきか?」
という問題です。
修理工場から見積もりをもらい、金額を見た瞬間にこう思ったことはありませんか?
- 思ったより修理費が高い
- 直したとしても、また故障しないか不安
- でも買い替えるのもお金がかかりそう
この悩み、実はほとんどの人が“判断材料を知らないまま”決断してしまっているのが現実です。
結論から言うと、事故車は「修理すべきケース」と「修理しない方がいいケース」がはっきり分かれます。
ここでは、その判断基準を一つずつ整理していきます。
「修理すべき事故車」の代表的なケース
まず、修理を前向きに検討してよいケースからです。
① 修理費が車の価値より明らかに安い
たとえば、
- 修理費:20万円
- 事故前の車の価値:100万円
この場合、修理して乗り続けるのは合理的です。
特に、バンパー交換や軽い板金程度なら、走行性能や安全性に大きな影響はありません。
② 事故の影響が外装だけの場合
ドアのへこみ、フェンダーの傷など、フレーム(骨格)に影響がない事故なら、修理後も安心して乗れるケースが多いです。
③ まだ新しく、走行距離も少ない
年式が新しく、エンジンや足回りが元気な車なら、修理して乗るメリットは十分あります。
「修理しない方がいい事故車」の決定的な特徴
一方で、修理をおすすめしにくいケースもあります。
① 修理費が車の価値を超えている
修理費50万円、でも車の市場価値は30万円。
この場合、修理=損失確定です。
しかも、事故歴が付くことで、将来売るときの価値はさらに下がります。
② フレーム(骨格)にダメージがある
フレーム修正が必要な事故車は、見た目が直っても
- まっすぐ走らない
- 異音が出る
- タイヤの減りが早い
など、後から不具合が出やすいのが特徴です。
③ 年式が古く、今後も修理が増えそう
事故をきっかけに修理しても、
「次はエンジン」「次は足回り」と出費が続く可能性があります。
多くの人が見落としている“第3の選択肢”
ここで重要なのが、
「修理する or 廃車にする」だけが選択肢ではない
という点です。
実は、事故車でも
- 修理しなくても
- そのままの状態でも
想像以上の価格で売れるケースがあります。
なぜなら、事故車を必要としている業者は意外と多いからです。
- 修理前提で再販する業者
- 部品取りを目的とした業者
- 海外輸出向けに仕入れる業者
こうした業者にとっては、
「一般ユーザーが価値ゼロと思っている事故車」=仕入れ対象なのです。
ディーラーや買取店1社だけで決めるのは危険
ここで注意したいのが、
1社の査定だけで「この車はもうダメだ」と判断してしまうこと。
ディーラーや近所の買取店は、
- 事故車が得意でない
- 再販ルートが限られている
という理由で、極端に安い金額を提示することがあります。
一方で、事故車に強い業者が見れば、評価はまったく変わります。
修理費で悩んだら「今の価値」を一度知るべき理由
ここまで読んで、「修理すべきか迷う…」と感じているなら、
まずやるべきことは1つです。
それは、
「修理しない状態で、この車がいくらで売れるのかを知ること」。
- その金額が修理費より高い
- あるいは、少し足せばもっと良い車に乗り換えられる
そう分かれば、無理に修理する必要はなくなります。
この判断を感覚ではなく、数字でできる方法が
「車一括査定」です。
事故車だからこそ、比較する意味がある
車一括査定は、
- 事故車OK
- 修理前OK
- 複数業者が同時に査定
という仕組みなので、
「事故車をちゃんと評価できる業者」が自然と集まります。
結果として、
- 修理するより得
- 廃車よりはるかに高い
というケースは珍しくありません。
まとめ|事故車を修理する前に、これだけは知っておいてほしい
事故車を前にしたとき、後悔しない判断をするために大切なのは、
- 修理費と車の価値を冷静に比べる
- 「修理」以外の選択肢を知る
- 1社の意見だけで決めない
この3つです。
もし今、
「事故車、修理すべきか…」と少しでも迷っているなら
修理の決断をする前に、一度だけでいいので
事故車も含めて正当に評価してくれる複数業者の価格を見てみてください。
その上で選ぶ修理なら、きっと納得できます。
▼修理するか・売るかを数字で判断したい方はこちら
